スキーやスノーボードは、冬に楽しみたいアクティビティのひとつです。今回は、人気のスキー場を紹介していきます。
非圧雪(パウダー)は、雪が降り積もったままの状態です。スキー場を選ぶときは、自分の実力に応じて斜度やコースの長さを考える必要があります。
北海道のスキー場3選
ここで紹介していくのは、北海道のスキー場です。北海道の雪は、気温が低く水分量も少ないので、上質のパウダースノーを楽しむことができます。
星野リゾートトマムスキー場
上別府村トマムにあるスキー場です。帯広から電車で約60分、新千歳空港から電車で約70分、札幌から電車を使用して約100分で到着します。
コース数は、全部で29本です。平均斜度が10度以下のコースも多いので、初心者の方も楽しむことができます。
シルバーベルからビギナーズチョイスまで滑ったときの距離は4200mです。スロープスタイルに対応しているコースもあります。
「犬ぞり」や「スノーモービル」などを、体験できるアクティビティも多いです。近くには、リゾナーレトマムやザ・タワーといった宿泊施設もあります。
十勝サホロリゾート
十勝サホロリゾートの最寄り駅は、北海道のほぼ中央に位置する新得駅です。新千歳空港や旭川空港から約2時間で到着します。
21本あるコースは、上級者向けと初心者向けのコースが揃っています。各コースの幅が広く、眼下には十勝平野が広がります。
バックカントリーツアーやスノーシューダウンヒルなども事前予約で体験可能です。体験ツアーの中には、ヒグマの冬ごもり観察ツアーや圧雪車しばれナイトツアーなどもあります。
カムイスキーリンクス
旭川市にあるスキー場です。車だと旭川から約30分で、それ以外は旭川空港や旭川駅からバスが出ています。
25本あるコースのうち初級コース32%と中級コース36%です。約4000m続く初心者コースや競技用に整備した「FIS」・「SAJ」公認のコース等があります。
非圧雪のゲレンデが約30%あるのも大きな特徴です。非圧雪は気温や天候で、雪質が大きく変わります。
東北の人気スキー場3選
ここから見ていくのは、東北地方で人気のスキー場です。雪の多い東北地方では、北海道同様に上質のパウダースノーを楽しむことができます。
猪苗代スキー場
福島県耶麻郡猪苗代町にあるスキー場です。車だと猪苗代磐梯高原ICで、電車ならJR猪苗代駅から無料シャトルバスが出ています。
18本あるコースのうち初心者コースが約50%です。最長滑走距離は3550mで、中央エリアはコース幅も広くなっています。
ミネロエリアは、東北地方にあるゲレンデの中でも特に難しいコースレイアウトになります。赤埴大回転コースはコブが続く上級者向けのコースで、雪が降ると非圧雪のパウダースノーを楽しむことができます。
蔵王温泉スキー場
山形県山形市蔵王温泉にあるスキー場です。車の場合は、東北中央道の山形上山ICか山形自動車道の山形蔵王ICが最寄りになります。
仙台駅、仙台空港、おいしい山形空港から予約制のバスで行くことも可能です。スキー場内は、6つのエリアにわかれています。
ゲレンデの数は、14本でコースの数は12本です。このうち初級コースと中級コースは、40%ずつ占めています。
最大滑走距離は、約10kmで単体でも数キロにわたるロングコースも多くなっています。山頂近くには、樹氷林が広がっているのも特徴になります。
安比高原スキー場
岩手県八幡市にあるスキー場です。車の場合は、東北自動車道の安代ICか松尾八幡平ICが最寄りになります。
全21コースのうち初級コースが30%、中級コースが40%です。山頂から下ると最大滑走距離は、5500mになります。
斜度があまりないモーグル練習レーンや、パウダースノーが魅力的なツリーランゾーンなどコースの種類も豊富です。麓には、温泉をはじめフードコートや宿泊施設があります。
関東の人気スキー場3選
ここでは、関東のスキー場を紹介していきます。首都圏から近くにあるので、日帰りも可能なスキー場もあります。
たんばらスキーパーク
群馬県沼田市玉原高原にあるスキー場です。雪道のトラブルに対処する「たんばらお助け隊」や無料チェーン貸し出しなどサービスも充実しています。
全部で8コースあるうち、初級コースと中級コースは、6コースです。初級コースが35%、中級コースが45%になります。
ゲレンデの標高は、1250mから1550mです。人工降雪機によるサラサラのパウダースノーを、春先まで楽しむことができます。
フリーライドパークにある全長700mの超ロングウェーブは、日本最大級の長さです。スーベニアショップには、たんばら産のラベンダーグッズも販売しています。
丸沼高原スキー場
群馬県利根郡片品村にある群馬県沼田エリア最奥のスキー場です。国道沿いにゲレンデがあります。
コースは全部で13本です。標高2000mのロープウェイ山頂から約4000m降りていくロンングライドや、モーグルに対応したエリアなどがあります。
丸沼の地形とフォールラインを知り尽くしたライダーがアレンジしたコースは、自然の倒木を活かした自然に近いコースを楽しむことが可能です。露天風呂や宿泊施設も併設しています。
ハンターマウンテン塩原
栃木県那須郡塩原市にあるスキー場です。車を使用する際は、西那須塩原ICから有料道路である日塩もみじラインを利用します。
公共交通機関の場合は、那須塩原駅からバスに乗って約75分です。周辺の旅館と連携して、割り引き制度も取り入れています。
全12本あるコースのうち初級コースは6本です。最大で約3000mのダウンヒルを、楽しむことができます。
ポールバーンも別途料金を追加して利用可能です。スノーパークに設置しているアイテムは積雪に応じて増えていきます。
甲信越の人気スキー場3選
ここでは、山梨県・長野県・新潟県にあるスキー場です。甲信越地方は、スキー場が多く都内からのアクセスも良いのが魅力になります。
ふじてんスノーリゾート
ふじてんスノーリゾートは、山梨県南都留郡鳴沢村にあるスキー場です。周辺にある「富士眺望の湯 ゆらり」は、温泉も楽しむことができます。
コースは、全部で8本です。ダウンヒルコースは、富士山や河口湖を見ながら滑ることができます。
スノーパークの種類も豊富です。コソ練コースで、低いボックスと小さいキッカーを使用してスノーボードを練習することもできます。
2009年に恋人の聖地に選ばれました。オレンジの光に照らされたナイターのゲレンデと富士山の組み合わせは、幻想的な雰囲気を生み出します。
竜王スキーパーク
長野県山ノ内町にある竜王スキーパークは、北志賀高原最大のスキー場です。2021年に創業60周年を迎えます。
全部で13本あるコースのうち、初心者向けのゲレンデは約35%です。標高1930mの竜王山の山頂近くにあるスカイアイランドエリアは、内陸部で標高が高い地域特有のパウダースノーを楽しめます。
上級者向けの木落としコースの最大傾斜は36度です。166人乗りの巨大ロープウェイは、世界最大級となっています。
プレイヤーの比率は、スノーボーダーが約70%です。ピンクがテーマカラーのスノーパークは、スノーボードの練習ができます。
神立高原スキーリゾート
魚沼郡湯沢町神立にあるスキー場です。車の場合は湯沢ICから約3分で、越後湯沢駅からはシャトルバスで約7分の場所にあります。
ゲレンデは山の北東に位置していて、雪は100%天然です。コースは、17本あり最大で3500mのロングランを楽しむことができます。
上級者向けのツリーヘラクレスと初心者向けのポラリスは、2019年から2020年の間に誕生した新コースです。平均斜度は、17度になっています。
白板山山頂から右に向かって滑るオリオンは、最大傾斜が45度で最高難度のコースです。スノーパークも、ロングランが楽しめるコースと初心者向けのコースの2種類あります。
中部北陸・近畿地方の人気スキー場3選
ここでは、中部地方・北陸地方・近畿地方にあるスキー場を紹介していきます。大阪府や愛知県など関西方面からのアクセスが良くなっています。
めいほうスキー場
岐阜県郡上市にあるスキー場です。車の場合は郡上八幡ICで、電車の場合は郡上八幡駅からバスが出ています。
全13本のうち初級コースは4本で、中級コースは5本です。初級コースのα5000の滑走距離は、5000mで西日本最長クラスになっています。
バンクやウォールなどを設置したパークの数は8本です。スノーボーダーの割合は、約70%になっています。
びわ湖バレイ
滋賀県大津市木戸にあるスキー場です。車の場合は滋賀ICから約5分で、電車の場合はJR志賀駅から約10分で到着します。
コースは、全部で11本あり全体的に難易度は少し高めです。モーグルに特化したコースや関西地方最大クラスのスノーパークもあります。
コースによって琵琶湖を見ながら滑ることも可能です。滑車を使って木々の間に、張り巡らされたロープを滑るジップラインも楽しめます。
ハチ・ハチ北スキー場
ハチ高原スキー場とハチ北スキー場があるのは、兵庫県の鉢伏山です。山の南側斜面にハチ高原スキー場、北側斜面にハチ北スキー場が広がっています。
ハチ高原スキー場にあるのは、11本のコースとスノーパークなどです。初級コースが7本あり、開放的なゲレンデや林間コースを楽しめます。
ハチ北高原スキー場にあるのは、14本のコースとスノーパークなどです。雄大な景観と斜度を楽しめるスカイロードやコブが続くコースなど自然の地形を活かしたコースが多くなっています。
まとめ
今回は、オススメのスキー場を地域別に紹介しました。スキー場を選ぶときは、コースの数や特徴を事前に確信することをオススメします。
スキーとスノーボードのどちらを楽しむかで、スキー場も異なります。自分のスタイルにあわせて選択する必要があります。