沖縄本島は、首里城をはじめとする世界遺産や沖縄美ら海水族館、ガンガラーの谷など見どころもたくさんあります。更にクジラを見ることも期待できます。
今回は、春の沖縄で人気の高いオススメの場所を紹介していきます。この記事を読めば、ダイビングやスノーケリングのスポットを知ることができます。
【沖縄の定番 世界遺産と美ら海水族館】
沖縄本土には、多くのグスク(古代城跡)や御嶽(祭祀を行う施設)が残されています。独自の文化を生み出した琉球王国の遺跡は、2000年に世界遺産の認定を受けました。
美ら海水族館は、ジンベイザメやナンヨウマンタの繁殖に成功した水族館です。ここでは、沖縄の有名なスポットを紹介していきます。
■琉球王国の歴史に触れるなら首里城公園
琉球王国は、15世紀から約450年の間存在していた国です。中国や日本といった国々との貿易で栄えて、独自の文化を発展していきました。
首里城公園は、首里城とその周辺にある文化財のある公園です。守礼門・歓会門、瑞泉門・漏刻門といった門を通って首里城に向かいます。
園比屋武御嶽石門(ソノヒャンウタキイシモン)は、国王が外出する時に安全祈願をした礼拝堂です。公園の周辺には円鑑池(エンカンチ)や龍潭(リュウタン)といった人工池もあります。
■沖縄最大のパワースポット 斎場御嶽
沖縄各地には御嶽(ウタキ)と呼ばれる聖域があります。琉球王国で最も神聖な場所といわれているのが、斎場御嶽(セーファウタキ)です。
斎場御嶽は、沖縄本土の南側に位置します。2枚の巨大な岩でできた三角形の隙間から見えるのは、久高島です。
久高島は「神の島」と呼ばれています。琉球王国時代には、国の祭典を聞くときに久高島の砂を運び入れて敷き詰めました。
斎場御嶽は、先にマナービデオを見てから入ります。とても神聖な場所なので、写真撮影や私語には細心の注意が必要です。
■沖縄の海との出会い 沖縄美ら海水族館
沖縄美ら海水族館は、海洋博公園の中にある世界最大級の水族館です。浅瀬の海から深海まで沖縄の海を再現した場所になっています。
「深海の海」は、ハマダイ・ナガタチカマス・ハッコウエビなど深海の生き物が見られる場所です。「黒潮の海」は、大きな水槽でジンベイザメやナンヨウマンタが優雅に泳いでいます。
「サンゴの海」は、自然の光と10年以上かけて育てられたサンゴが楽しめる場所です。真上からサンゴや熱帯魚の水槽を見ることもできます。
マナティー館・ウミガメ館・イルカラグーンなどは、別の所にあります。海洋博公園には、他にも海洋文化館プラネタリウム・おもろ植物園など他の文化施設もあるのでオススメです。
【夏の沖縄で自然に触れよう】
夏の沖縄は、ホエールウォッチングのベストシーズンです。運が良ければ、子連れのクジラが見られるかもしれません。
青の洞窟などのダイビングスポットも夏に比べると空いている傾向にあります。ここでは、沖縄の自然を楽しめるスポットを紹介していきます。
■ホエールウォッチングのシーズン
クジラは春から夏の間をアラスカ海域ですごして、秋から冬の間に出産と子育てのために沖縄近海に訪れます。12月下旬から4月上旬は、ホエールウォッチングのベストシーズンです。
クジラは、渡嘉敷島・座間味島などがある慶良間近海や本島北部に位置する伊江島で多く見ることができます。ツアーの出発地は、沖縄本島や座間味島が多くなっています。
ホエールウォッチングのツアーに参加するときは、日焼け対策をオススメします。また海風が冷たいので防寒対策も忘れないようにしてください。
■青の洞窟を見に行こう
沖縄はスキューバダイブングやシュノーケルがさかんです。人気の高いスポットのひとつに青の洞窟があります。
青の洞窟があるのは、沖縄本土の西側に位置する真栄田岬です。洞窟の入り口から入る光が、海底の砂に反射するので洞窟全体を深い青に染めます。
春は夏に比べると空いています。青の洞窟体験ダイビング・シュノーケルを楽しむのであれば、春がオススメです。
■歴史を知る手がかり?ガンガラーの谷
ガンガラーは、沖縄本土の南側にあります。数十万年前は、鍾乳洞だった場所が崩れてできた森です。
ガンガラーの谷は、古代人が使っていたと思われる土器や化石も見つかっている場所です。日本人のルーツといわれる「港川人」がいたと考えられています。
谷の中に行くには、ツアーへの参加が必要です。約1時間20分かけて、古代人の居住跡や崖の上から根を伸ばす「大主(ウフシュ)ガジュマル」等を巡っていきます。
ツアーの集合場所は、入り口にある「ケイブカフェ」です。ケイブカフェは、鍾乳洞の中にあるスペースで食事などが楽しめます。
【まとめ】
今回は、沖縄県のおすすめスポットを紹介しました。夏の沖縄は、過しやすい気候なのでのんびり散策するのに向いています。
沖縄本土は、世界遺産や自然のスポットなど多くの見どころがあります。移動のことも考えながら事前に訪れる場所を決めておくことをオススメします。